住空間のスパイス

私は、食器をメインで作っていますが、食器も住空間の一部であると考えています。それらは、分かりやすく用途を持つものです。

食器を作っていく中で、その枠を外して表現したい、という想いが生まれてきました。

強い存在感を放ち、「住空間のスパイスとなるモノ」を生み出したいと思っています。疲れて帰ってきた時、ふと、目に入って、肩の力が抜けたりするモノ、持ってるだけで嬉しくなるモノ、気分によって、あちこち移動させて飾ってみたくなるモノ・・・。私はここよ!と、いつも叫んでいるようなモノ・・・。つまり、それが、存在することにより、その空間が変わる、見た人の感情が動く、そんなモノ・・・。

実は、その表現したいもの、それは、私自身なのかもしれません。

誰もが、自分の居場所を求めるように、私は、どこにいても、私はここよ、と体いっぱい叫んでいました。そうやって、自分の居場所を作ってきたのだと思います。誰が決める訳ではなく、望まれる訳でもなく、少しはみ出て居ようとも、そこに合わせる訳でもなく、今、ここにいるってことは、ここが私の場所なのだと、そこで、めいっぱいの力で、存在を主張するのです。そうやって、そこが、私の場所になるんです。